2020年5月19日、王子動物園のタンタンが中国に行くことが発表されました。正直まさか、こんな時期に行くことになるなんて思ってもいませんでした。2020年7月が貸与期限でしたが、延長をしてくれるとばかり思っていました。中国に行くことを聞いて、涙が止まらなかった。。
私はタンタンに会ってからの月日は短いです。けれど、タンタンに出会って、タンタンののんびりした姿にどれだけ癒されたことか。きっと、タンタンが大好きな多くの人たちが同じ気持ちだと思います。
阪神大震災の復興支援で王子動物園に来園したタンタン。愛くるしい表情、可愛らしい寝姿、お嬢様然とした上品な仕草。恥ずかしがり屋でのんびり屋さん。どれだけ沢山の人たちを笑顔にさせてきたのでしょう。タンタンが日本に来てくれたことって本当に大きな意味を持っていると思います。
タンタンにとって、日本で過ごすことと、中国で過ごすこと、どちらが幸せなのでしょう。
王子動物園のタンタンを愛する飼育員さんたちのもとで、20年慣れ親しんだ土地で過ごしてほしいという気持ちと、他のパンダ達の生活が感じられる、タンタンの故郷、中国の広大な自然あふれる敷地で過ごす方が良いのかもしれないという気持ち。
日本の夏は暑いので、暑さが苦手なパンダにとっては夏を過ごすのは辛いことかもしれない。まして、高齢になっているタンタンにとっては。
タンタンが行く予定の中国のパンダ施設は都江堰基地のようです。
私は2019年の9月にこの基地を訪れました。
中国の基地全般に言えることですが、1頭のパンダが暮らす敷地はとっても広いです。そして、日本の夏より涼しい。
都江堰基地は高齢のパンダ達が多く暮らしています。
だらんと眠っているこのパンダ、タンタンのお兄さんなんです。
シーメン君(2020年5月現在26歳)
もし、タンタンが都江堰基地に行ったら、お兄さんに会えるかもしれないですね。
シンシンのお母さん(シャンシャンのおばあちゃん)の英英(インイン)さん。
2020年5月現在28歳と高齢ですが、とても若々しく元気に過ごしていました。
この他にも沢山の高齢パンダ達がいました。都江堰基地には、高齢パンダの飼育ノウハウが沢山あるんだと思います。そして、飼育員さんたちがパンダに愛情をもって接していました。
広いお庭を優雅に散歩するタンタンを見てみたいなとも思います。
タンタンが都江堰基地に行っても、自然豊かな広い敷地で、愛情深い飼育員さんと一緒なら、幸せに過ごすことができると思います。
ただ、中国に行くまでの飛行機、車移動が心配です。タンタンにストレスがかからないように移動できるのか・・・コロナウイルスの影響もあって、王子動物園の飼育員さんが中国に行くこともなかなか難しいんじゃないかと思っています。そして、やっぱり日本にいてほしいという気持ちももちろんあります。少しでも、タンタンが神戸にいてくれたらなぁ。コロナウイルスが収束して、日本のタンタンファンがタンタンにありがとうを直接伝えることができるまで、日本にいてほしいです。
タンタンが中国に行くことが決まったということは、シャンシャンが今年の12月に中国に行くことは絶対なのでしょうか。私はコロナウイルスの影響で、シャンシャンの中国行きも延期になるのではないかと思っていました。2月の終わりから今まで、上野動物園は閉園しています。遠方から行こうと思っていた方だってキャンセルして自粛していたと思います。いつから開園するか分かりませんが、私たちがシャンシャンに日本で会える時間だって限られています。本当は会えていたはずの時間、会えなかったのだから延期してくれてもいいのでは・・・と思ってしまいます。来年2月には、リーリーとシンシンの貸与期限もあります。どうか延長をお願いします!
以前書いたブログにも都江堰基地のことを紹介していますので、良かったらご覧ください。
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